本棚のすき間でつかまえて

本の感想をばかりを書いているブログです。

哲学

プラトン「ラケス」 翻訳:三島輝夫

プラトン著「ラケス」を読みました。ラケスとはアテナイ(ギリシアの都市)の将軍です。ある時にリュシコマスという人物が息子の教育方針についてラケスとニキアスという二人の将軍に問うんです。「どのように教育を行えば最もすぐれた人物になれるのか?」…

プラトン「メノン」 翻訳:藤沢令夫

徳とは何か? プラトン著「メノン」を読みました。メノンとは人の名前――、彼はゴルギアスという弁論術の大家から教えを受けていて、既に色々と知っているつもりになっている若者です。今作のとっかかりはこう――、メノンがソクラテスに聞くんです。「徳とは人に…

プラトン「ゴルギアス」 翻訳:加来彰俊

今作のテーマは弁論術について プラトン著「ゴルギアス」を読みました。ゴルギアスとは人の名前――、古代ギリシアにおける弁論術の第一人者です。彼は多くの生徒を教えていて「弁論によっていかに人々を従わせることが出来るか」の技術を磨いていた人物。とい…

プラトン「パイドン」 翻訳:岩田靖夫

プラトン(紀元前427-紀元前347)著「パイドン」を読みました。今作のジャンルは哲学です。さて、どう感想を書いたものやら……、というのが率直な今の気持ちです。僕は哲学に関して知識はありませんので「何がどうだ」と書けるわけではありません。今作を読み…