本棚のすき間でつかまえて

本の感想をばかりを書いているブログです。

ロシア文学

トルストイ 「復活」 翻訳:木村浩

「復活」とは、web辞典を見てみると「死んだものが生き返ること。よみがえること。蘇生」「いったん廃止したものなどを再びもとの状態に戻すこと」他には「キリスト教で、十字架上で死んだイエス・キリストがよみがえったことをいい、キリスト教の最も中心的…

チェーホフ「ワーニャ伯父さん」 翻訳:小野理子

今作「ワーニャ叔父さん」はチェーホフの作品のなかで四大戯曲と呼ばれるもののうちのひとつです。人間の誰しもが感じるであろういかんともしがたい思いを表現した作品。言葉にし難い感情が登場人物たちの心の微妙な動きによって読者に再認識されるというも…

チェーホフ[桜の園] 翻訳:小野理子

生まれながらのサラブレッド・ラネーフスカヤ チェーホフのなかで一番好きな作品です。再読しました。 読み返すのは久しぶりでしたが、以前にはあまり目が向いていなかったことが見えてきた気がしました。我ながら驚きだったのですが……、桜の園の主人である…