本棚のすき間でつかまえて

本の感想をばかりを書いているブログです。

2017-06-08から1日間の記事一覧

ポール・オースター「鍵のかかった部屋」 翻訳:柴田元幸

今作は1986年に出版されたオースターの初期の作品です。「ガラスの街」「幽霊たち」と今作を合わせたものがニューヨーク三部作と言われていて、登場人物こそ違うけどいずれも人を探す(ある意味、自分を探している)という部分で共通している。数年前に「ガラスの街…