本棚のすき間でつかまえて

本の感想をばかりを書いているブログです。

2017-05-10から1日間の記事一覧

ソール・ベロー「犠牲者」 翻訳:大橋吉之輔

ユダヤ人であるレヴィンサールは、ユダヤ人であるがゆえに世間から偏見を持たれていた。ジュー(ユダヤ人=ジューイッシュの略)と呼ばれ、怒りっぽい、傷つけられると復讐する、金にうるさい、と世間から思われていた。時々「ジューのくせに」と理由もなく…