本棚のすき間でつかまえて

本の感想をばかりを書いているブログです。

2017-04-07から1日間の記事一覧

オラシオ・カステジャーノス・モヤ「無分別」 翻訳:細野豊

真実という重み…… 翻訳者によるあとがきを読むと、この作品の持つ重みが変わってくる。この作品の内容はとある男が千百枚にも及ぶ虐殺の記録原稿を整理編集するというもの。その虐殺というのはグアテマラで36年間という長さに及ぶ内戦の中でマヤ族という民族…